緑川愛の日記

レオンとロイとの日々

レオンについて

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ラブラドールレトリーバーのレオンとは8年前に出会いました。

公園に置いてきぼりにされ、お巡りさんに保護され、愛護センター(保健所)に連れて行かれ、明日殺処分というまさにその日にボランティアさんに引き出されました。

 

その頃、私はラブラドールレトリーバーを亡くしたばかりで寂しくて寂しくて。

 

でもどうせ迎えるなら困っている犬をと思って里親になりました。

 

当時樹医さんの見立てでは5、6歳。それから8年ですから、ぼちぼち14歳という計算です。

レオンはたいへんよいボランティアさん達に助け出され、根気よく愛されておりました。

 

ひとりぼっちにされると不安になるようだと。

そりゃそうだよね。

たくさん辛い思いや不安な思いをしたんだろうから。

 

来た頃は名前を呼ばれてもわからず、人も怖いし犬も怖い。ドッグランに連れて行っても柵の側にぴったりくっついて不安そうにしていました。

それでも人や犬やその他のことに慣れてもらおうと毎日ドッグランに行きました。

 

一カ月もするとずいぶん慣れて、人に触られたり他の犬達とくんくんしたりできるようになりました。

 

そんなある日、遠くから彼を呼んでみました。

嬉しそうに振り返って全速力で走る⁈走る⁈

なんだその走り方⁇

4本の足がバラバラでドタバタしながら走ってるんだか転がってるんだか、、で、そのまま私を通り越して金網へがしゃんとぶつかって止まる、という犬としてあるまじき姿に驚くやら笑うやら。

 

そっかあ、君は全速力で走った経験がないんだね。

前足の肘の毛がハゲてるのは、きっと長い間、繋がれてコンクリートか何かの上に伏せていたんだね。

 

今でこそ犬の飼い方も変わってきましたが、昔は外に鎖で繋いで飼っていたもんでした。

レオンもそうだったようです。

 

そんな始まりからもう8年過ぎようとしています。

 

続きはまた。