緑川愛の日記

レオンとロイとの日々

最近のレオンとロイ、そして私 2

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レオンとロイと穏やかに日々過ごしております。

が、実は私はこのところ気持ち的にはあまり元気がありません。

 

2月3日のまさに節分を境に、ちょこちょこと楽しくないというか落ち込んでしまうというか、とにかくちょっとばかり辛いことに出会うことが多いです。

 

 

 

去年、一人暮らしを決心してから約一年それこそ無我夢中にやってきてようやく落ち着いてきました。

 

 

引越しをしてすぐにレオンが倒れて彼を見送る覚悟もしましたが、なんとか戻って来てくれて。

その時に知り合った獣医さんのおかげで、それまでとは全く違う生活をレオンさせるようになってレオンはびっくりするほど元気にのんびりと過ごしてここまできました。

 

私も、無我夢中の途中で一人の時に顔を出す嫌な思い出をやり過ごすことに少しづつ慣れて、さあ今年からはもっと前向きにと思っていたところでした。

 

今までも今も、ずっと私を心配し支えてくれる人達はたくさんいます。

 

ありがたく幸せなことです。

 

 

 

去年このブログを開設してすぐにレオンが倒れたのでした。

 

環境が変わったばかりで仕事もそんなに忙しくなく、横たわるレオンのそばで一人不安な気持ちをブログに綴るのが唯一の私の精神安定剤でありました。

 

レオンが回復して戻ってきてくれた後も、たくさんの人に支えてもらって、

そして時々

「ブログ見たよ。」

と言ってもらえて嬉しかった。

 

一人じゃない気がしたのかな。

よくわからないけれど、なんだかどんどんブログをアップしたくなって。

 

 

そうしたらある日、

 

「愛ちゃん、ブログに気持ちを書きすぎちゃダメよ」

 

と大好きなもっとも尊敬する先輩から一言。

 

決してキツい言い方ではなくむしろとても優しく暖かく、でもきっぱりと迷いなく。

 

その時、私は自分の顔が赤くなるのを感じました。

 

「見ていてくれてたんですか?」

 

「あなたは名前を出して仕事しているのだし、だってスケジュールのすぐ後に日記も出てくるのよ。」

 

 

私の身を案じてくれているのもよくわかりましたが、

 

「ピアノを聴いてくれる人が先入観を持ってしまう」

 

という言葉がとても印象に残っています。

 

 

私は先輩が私を一人のピアニストとして認めて話してくれていると思い、とても嬉しく、でもとても恥ずかしくなりました。

 

そして、私の気持ちを沢山詰め込んだなと自覚ある記事は全て削除しました。

 

 

そんな時、私の支えになってくれている年上のボーイフレンドと一緒にゆっくり話す機会があってブログについて先輩からアドバイスをもらっていくつか記事を削除したんだという話になりました。

 

彼はいつも穏やかで私のすることに何も口を挟まず暖かく見守ってくれる人なのですが、その時はずいぶん強い口調で

 

「僕は愛さんが、楽しい事も辛い事も自分の深い思いも全部日記に載せて構わないと思う。」

 

と言われました。

 

 

 

また、年下のお友達からも

「日記には基本的に好きなことを書いて良いのだと思います。」

 

というメッセージをもらいました。

 

いろんな意見があります。

 

でも、私はその時からこれまで辛いなとか嫌な事だったなとか、音楽に対してこう思う、という私の深い思いは極力避けて日記の記事を書いてきました。

 

 

「本当に辛いことは自分だけの日記に誰にも見せない日記に書けば良いんだよ。」

 

と先輩と話している時、隣りにいたもう一人の先輩が言ってくれました。

 

「そうして、本当に辛かったりしたら僕たちにメールしてくれればいい」

 

その時、涙が出そうになったことを覚えています。

 

 

 

最近、落ち込んでしまう一番の原因は久しぶりに昔の友人に会って話したことです。

彼女は私にわざわざ会いに来てくれたのでした。

 

話しているうちに私のことになって。

 

私がまだうまく話せないようなこと、考えると辛くなってしまうことに言及してきました。

 

彼女はあくまで私を励ますつもりで、悪気なくというのが見てとれます。

 

でも私は辛かった。

そしてそれがもう何日も経った今でも。

 

そういう時、上手く話を変えたり場を離れたりという事の苦手な私です。

結局、私もいろいろなことを喋ってしまい自分で自分の傷口を広げたのです。

 

 

相手を思って言った事でも傷つけてしまうことがある。

意見や常識は人によってびっくりするほど違う。

ずいぶんわかってきたつもりでしたが、改めてショックを受けました。

 

ブログなどインターネットの世界は不特定多数の人の世界なのだから、そこへ自分の気持ちを書くというのは本当に大変な事なのだということがよくわかりました。

 

良く知った家族や友人の間でも意見や考えの違いで悩んだり、落ち込んだりするのに。

 

それでも、自分一人の日記ではなくこうして誰か見るかわからない日記に自分の気持ちを書く。

 

どうしてなのか。

 

ゆっくり考えながらこの日記を続けていこうと思っています。