レオンについて 2

二年前のレオンです。

犬の一生は人間のそれよりもはるかに短いです。

この世の中には沢山の生き物がいて、それぞれの一生がありますね。小学生の文章みたいたけど。

高校生の時、数学(というか算数に近い。音楽高校だったのでゆるい感じでした)の授業のとき、先生に

「人ってなんで生きてるの？」って聞いたことがあります。

今考えても、なぜ数字の時間にそんな質問をしたのかわからないけれど多感な時期ではありました。

数学の先生は、つと黙って

「それは難しい問題だね」

と真面目に答えてくれました。

今でもその時のことは教室の空気の匂いまでよく覚えています。

生きている人々全てがそうであるように私にも今までいろいろな事がありました。

今まででもっとも辛かったと思われる時期に身近な人に勧められたのをきっかけに、いろんな種類の本を読みあさったことがあります。

本に集中すると現実のいやなことを忘れられるので。

その時、なんと沢山の生と死についての本があることか驚きました。

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ここまで、仕事に出かけた先の休憩中に書いて、その後車を走らせて帰る途中、たまたまナビの間につけていたテレビで実際に安楽死を選んだ女性のドキュメンタリー番組を見ました。

歳も私と近い女性でした。

車の運転中なのでほとんどは音声でしたがたいへん重たい内容で。

でも番組を変えることができなかった。

私は今、そういうことに向き合う時期なのかもしれないと思いながら、家に到着してもしばらく車を駐めてテレビを見てしまいました。

レオン達が待ってるからと思い番組の途中でエンジンを切って急いで部屋に戻ると、明らかに力のないレオンが横たわっていて。

前回、私が取り乱した時のように苦しそうなレオンではないけれど。

ちょっと歯ごたえのある鶏肉はいったん口に入れてもいらないと出してしまう。

本当に歳をとったんだね。レオン。

この前、先生がおっしゃったように何か食べてもそれをきちんと栄養にして体に取り込む機能も弱ってきているんだね。

私はどうしたらいいんだろう。

レオンを連れて旅行とか考えていたけれど、でも今日一日それがレオンの幸せなのかわからなくなってずっと考えていた。

私が読んだ本の中に、人は幸せになるためにこの世の中に生まれてくるというのがありました。

レオンは人じゃないけどなんのために生まれて、なんのために生きてきたんだろう。

私は本当に彼に幸せにしてもらったけど。

私はレオンを幸せには出来ないのかな。

今朝、レオンはもう大丈夫って記事書いたのに。

大丈夫って、何が大丈夫なのかな。

なんか支離滅裂だね。

明日、また先生に会いに行こうか？レオン。