緑川愛の日記

レオンとロイとの日々

いったりきたり

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一昨日は良かったと、胸をなでおろしたのですが、昨日の朝、またレオンは動けなくなり息も浅く口元にどんな彼の好物を持っていっても何も食べずいよいよ彼を送ることを覚悟しました。

何も食べないものをそのままにしておけば死を迎えるだけですから。

 

もう一度土曜日に診ていただいた獣医さんのところに行き相談して、レオンの負担にはならないのだからとりあえず点滴をまた受けることにしました。逝くにしても苦しくない方が良いのだから。

その後、今週の予定をすべてキャンセルしてレオンのそばにいました。

一日中彼のそばにいていろいろなことを考えて。

こんなことは本当に十年ぶりです。

 

今朝になるとずいぶん落ち着いているので立たせるとなんとか歩けます。

これでまた安心せずにもう一度病院で点滴をと思い、そうそう引っ越しとレオンのことですっかりおざなりになっていたロイのケアもお願いしなきゃとまずロイからさきに病院に行き耳の掃除や狂犬病の注射などを受けて、それからレオンを連れて行きました。

雨上がりでそれほど暑くなく、レオンも歩くと言うのでゆっくり歩いて行きました。

 

先生も歩いてきたレオンを褒めてくださって。

点滴を受けて、帰ってきて今にいたります。

 

昨日も日曜日もずっと励ましてくれた女性と、昨日一緒に練習するはずだった女性と、お二人がずっと私を励まして下さいました。

メールでのやり取りをしながら、もう泣かないと決めていたのに彼女達の文章を読むたび泣けてしまい。

 

でも何回目かのやり取りでふと、

 

私はずっとレオンを幸せにしてあげられていたのか、

私がレオンを苦しめて死なせるのか、

私はきちんと送ってやれないのか。

そのようなことで苦しみ悲しんでいたことに、気がつきました。

 

そもそもレオンは出会った時から、彼が私を幸せにしてくれていたんだ。

出来の悪い私をずっと許してくれて、最後まで許してくれているんだ。

そう気付きました。

そうしたら、すっと何か重たいものが取れたように感じて。

 

私はなんてバカなんだろう。

 

レオンに対しては

 

今までずっとごめんねと

ありがとうしかないんだ。

 

としみじみ思いました。

 

 

今まで生きてきた中でこんなにも続けて仕事もせず飼い犬の看病だけで長い時間を過ごすなんて、初めてです。

 

たまたまですが仕事を休むことも叶って。

 

本当に一秒一秒大事に過ごそうと思います。

 

明日はレオンと私はどうなっているんだろう。