穏やかな秋に
巨大ビニールプールをレオンのベッドにと思い購入して失敗した後、散々考えて、そしていろいろ調べてソフトケージなる物を購入しました。
テントに使われているような生地で、というより正にテントのような作りの物です。
ビニールプールのベッドは頑なに拒否したレオンでしたが、ソフトケージを組み立ててベッドメイキングさながら沢山のクッションや布団でフワフワにしたら、今回は気に入ってくれたみたい。
まわりがネットになっていて見渡せるのが良いのか、ロイに襲われなくて済むと思ったのか、理由はともあれ一安心しました。
でもやはり時々中で暴れることもあって、それも特にお留守番中にですが、仕事から戻ってケージの中をのぞいて「レオンがいない!」と一瞬肝を冷やし、しかしよくよく見るとクッションと布団の中にきれいに埋もれて寝ているレオンを発見したりします。
秋雨続きの間は、退屈犬のロイが私を襲い私の布団を襲うので辟易として、とうとう大事にとっておいたグエグエのオモチャを出動させたものの15分で破壊されるということもありました。
レオンのお腹についてはずいぶん悩み、やはり最後は先生に相談していろいろな種類のドッグフードを試した後に、やっとレオンがなんとか食べてくれて、かつ下痢にならないものを見つけました。
ネットで見つけた漢方薬などからできたお腹に良いサプリも気に入ってくれて、好物の鶏肉とごはんに混ぜてドックフードと一緒にあげるとよく食べてくれます。
そのサプリもレオンのお腹の調子を支えてくれるようで、私も毎日の大量の洗濯から解放され幸せです。
ソフトケージには扉がついていて、チャックで開け閉め出来るようになっています。
普段はなかなか自分で立ち上がれず文句を言うレオンなので私もケージの中に入り、中でレオンを立たせて支えながらその扉のチャックを開け扉をめくって外に出しているのに、ごはんの準備をしていると突然スックと立ち上がりチャックの空いている扉をのれんをくぐるように頭で開けて突進して来たりしてびっくりさせられることもあります。
でもおかげさまで、夏の暑い間に比べてずいぶん穏やかな日々を過ごしています。
公園にお散歩に行った時に、15歳年下のラブラドールに会いました。
歩き疲れて休んでるレオンに寄り添ってくれました。
レオンは暑い夏を乗り越えて、毎日きちんとごはんを食べのんびり寝て、公園に行きゆっくり散歩をして、穏やかに日々を過ごしています。
もちろんロイも元気です!
最近のロイについて
レオンにかかりっきりの私ですが、もちろんロイのことを忘れているわけではありません。
逆にレオンの介護で少し心が疲れた時にやんちゃロイの行動に癒されたりします。
9月はレオンの体調がまだまだ戻らず留守番できるか心配だったので、仕事の間、妙子姉さんに保母さんをお願いした日がありました。
妙子さんは毎日忙しいにも関わらず、レオン達のおもりを喜んで引き受けてくれました。
が、もっと喜んだのはロイです。
お昼頃にレオンとロイを車に乗せて妙子さん宅に到着すると、広いお家に大興奮!すぐに見えなくなったロイなのでした。
探すと妙子さんの息子さんの部屋の彼のベッドに悠々と、、、
それでも、妙子さんは何度か我が家にも来てくれているし、那須高原にも一緒に行って要領はわかっていてくれているので余計な心配せずにお任せすることにして仕事に出かけました。
妙子さんはレオンとロイのおもりをしながら沢山の写真を撮ってくれて、仕事から戻った私は妙子さんの報告と共にずいぶん笑わせてもらいました。
テレビを見ていたり、
家の中を探検していたり、
一度は失踪して真っ暗な地下室で見つかったとか、、、
マッサージチェアを占領していたり、
だから、そこはお兄ちゃんのベッドだってば。
帰るよ!と言っても
「いや、ロイは当分、妙子さんちにお泊まりしても良いです❗️」
というのを抱き上げ車に放り込んで戻ってきました。
そんなロイが最近、今までにない行動をするようになりました。
ロイのいつもいる場所は私のベッドの上で、私が寝る時はたいてい私の右側で寝ます。
しかし寝入る前に確かに腕枕していたロイの頭は、気がつくとなぜかお尻にかわっています。
寝ぼけながら頭を撫ぜたつもりが何故か、手には尻尾の感触が、、、
寝相が悪いのにも程があるでしょう!
と思うことがしばしばです。
でも最近は気がつくとロイは私のそばには見当たらず、探すとレオンのそばで寝ていたりします。
そういえば大きいビニールプールを膨らましたときも、嫌がるレオンのそばに丸くなっておりました。
どうしたんだろう?と観察していると、レオンが立ちあがろうとバタバタし始めると、
「う〜」
と小さく唸っているようです。
最初は
「こらっ、お兄ちゃんはおじいちゃんなんだからもっと優しくしてあげなさい!」
とロイを叱っていたのですが、バタバタ動いて怪我をするくらいなら、ちょっとロイに叱られて暴れるのを止めるくらいがレオンには良いのかも、と放っておくことにしました。
特に皆で休んでいる時に、レオンがハアハアしたりバタバタした場合にロイは強く怒るみたいです。
私が黙っているとだんだん唸るだけでなく、
「ワンッ!」
と吠えたり、時には上に乗っかって噛んだりしています。
レオンはたいそうびっくりして目を見開き大人しくなりますが、噛まれてどこかから血が出ていたりはせず、たぶんロイは威嚇しているだけで本当に噛んではいないようです。
レオンにしてもバタバタするには一応理由がある時もあって、例えばトイレしたいとか水飲みたいとか、、、
でも、なんだか訳もわからずバタバタしていることもあるので、特に私が留守中は危ないので少しロイにお願いしようかなと思っています。
人間の希望的推測では、
ロイが生まれてまもなく我が家に来て、そこにのほほんとしたレオンがお兄ちゃんとしていて、そしてさらにその頃、一番上に怖い怖いお姉ちゃん犬もいたのでロイとレオンとは徒党を組んでいたと思います。
そしてお姉ちゃん犬が寝たきりになってその後天国に行ってから今まで、長い間いつも二匹で一緒にいてお留守番も沢山一緒にして、、、
だから、レオンが歳とってきていろいろ不自由だったり危なかったりするから、ロイなりに見守っている。
と、思いたいところですが、
たぶん、ロイ的にはウザいだけなんじゃないかな〜というのが私の見解です。
そして、ロイにはやんちゃで構わないのでぜひ元気で、私のそばにいて欲しいと願わずにはいられない私なのです。
秋になったおかげで
9月の残暑厳しい時に思い切って那須高原に行ってから、レオンはずいぶん持ち直しました。
なにより食欲が出たということが嬉しいです。
最初はチーズケーキばかり食べていましたが最近はご飯や鶏肉を多めに混ぜても、もりもり食べてくれるようになりました。
ただしお腹は良くなったと思ったら、またゆるくなってしまったり、、、
そして後ろ足は立たせてあげて歩いていれば休み休みなんとか散歩できるものの自分で立ち上がる事はほぼできず、部屋にいる時にはしばしば、
「立ちたい!」
と頑固にアピールします。
ハアハア言ったり、立ち上がろうとドタバタしたり、それが昼夜いつになるかわからないのが目下の悩みです。
散々考えた末に、インターネットでビニールプールを買いました。
私がいない時に立ちあがろうと暴れてしまいあちこちにすり傷を作ってしまうので、枠付きのベッドがわりにしようと思ったのです。
ポンプで空気を入れると幅は私のベッドよりも大きい!
部屋いっぱいになってしまい文字通り足の踏み場もなく、いっそのことみんなでプールの中で寝るか?みたいな状態に。
でもこれなら暴れてとんでもない所に滑っていく事はないと布団やクッションでふわふわにして入れてあげると、すぐに「わしゃ、絶対この中にいるのは嫌だ!」と猛抗議のレオン。
それでもそのうち慣れてくれるかなと、ほっといたら、最後はひゃんひゃん泣き出して。
なんだかかえって具合悪くなってるみたい、、、
あきらめて空気を抜き、片付ける事に。
どなたか、大きなビニールプール欲しい人!
あげます、、、
私も仕事があるしずっと一緒にいてあげるわけにもいかないし、仕方なく部屋じゅうクッションだらけにして出かけます。
急いで帰ってくると、気持ち良さそうに寝ている時と、散々暴れた後のクッションや布団がぐしゃぐしゃになっている時と五分五分です。
時には、自分の柔らかいウンチが体中についていて真夜中にレオンのお風呂と洗濯に勤しむ日も多いです。
日々どうしたら良いか悩んでいますが、ネットで調べると沢山の老犬の飼い主さんが私と同じ悩みを抱えて試行錯誤している事を知り、少し気が楽になりました。
歳とってるんだから仕方ないね。
下痢したって食欲あるのは良いこと!
公園でのんびり散歩もできるもんね!
こちらも、考え込み過ぎずレオンと明るく付き合っていくぞ!
と決心を固めました。
レオン復活のきざし
前回、日記をアップしたらすぐにワンコ介護仲間でもあるガールフレンドからLINEが届きました。
「レオンは夏バテで食欲がないだけだと思います!
ワンコはスーパーポジティブだから、死にたくない!とか、もうすぐ死んじゃうな〜なんて考えないんですよ!」
と、沢山の励ましの言葉に目が覚めました。
私は1ヶ月も何も食べたくないといい、無理矢理流動食をあげても酷い下痢を繰り返すレオンを見ながら、送る覚悟ばかりしていました。
そうだよね!
レオンはもう今すぐにでも死ぬと決まっている訳じゃないよね。
と考え直しました。
「ごめんね。自分が辛いからって、もう死んじゃうんだと決めつけちゃって」
「のんびり行こうね!」
とレオンに謝りました。
そして残暑が続く中、前からまとまった休みにレオン達と避暑地に行く計画を考えていましたが、諦めかけていたその考えがまたふつふつと湧き上がってきました。
毎日、点滴を受けている状態、お腹が治ってない状態。
悩みに悩んで、妙子姉さんにLINEを。
妙子さんはゴールデンレトリーバーを育て送った経験もお持ちなので、レオンのことはよく相談します。
そして、そのゴールデンのメロディとレオンが目元がそっくりで、妙子さんはレオンにメロディを重ねているようです。
「レオンがこんな状態で出かけるのはやはり無謀かな?」
すると
「私だったら、連れて行っちゃう!ってか私も行く!」
と返信が!
もし、レオンが調子悪そうならすぐ引き返せば良いよね。
と、急遽予約をとり妙子姉さんとレオンとロイと那須高原に行ってきました。
前から那須高原はどうかなと思っていましたが、やはり出かけてみるとエアコンは必要なく森の中の小さな別荘を借りてのんびりしました。
レオンがそわそわしてしゃがむと私と妙子さんも一緒にしゃがんで、レオンのお尻の穴を凝視。
出てきたウンチに二人で歓声をあげ、
「ずいぶん形になってきたよね」
と私。
「十分十分、飾っておきたい!」
と妙子さん。
やっぱり森の中の自然の空気はレオンをそして私達やロイも癒やしてくれました。
妙子さん持参の、とっておきのおやつもレオンはよく食べロイはもちろん大喜びで食べて、エアコンを使わない時間を少しの間ですが過ごすことができました。
東京に戻って、あまりの暑さにびっくりしましたがレオンはずいぶん食欲が戻り嬉しい限りです。
お腹の調子はもうちょっと。
「沢山食べるようになれば、お腹の心配も出てくるけどまずは食べたいという気持ちが大事だから」
という先生の言葉にも励まされ、今のレオンのブームのチーズケーキやチーズ蒸しパンにササミを混ぜてあげる以外にも、ほんの少しの流動食にビオフェルミンや妙子さんおすすめのサプリを日に三度あげています。
ただ、やっぱり自分の力で立ち上がるのが難しく、でも元気は出てきて暴れるので、出かけて戻ってくるとマットがぐしゃぐしゃになっていたりとんでもないところ〜例えばベッドの下に下半身が入っていたりして、もしくは前足で床をこすりすぎて床に血の跡がワイパーでこすったようについていて肝を冷やしたりしています。
ベッドの下は横からは、下手なDIYで塞いだのにまさかそんな端から⁉︎みたいな場所から入り込んでいたりして、大きなクッションを買ってきて全て塞ぎました。
それでも毎日、まさか⁉︎というような事が起きるので気が気ではありません。
元気になってくれるのは嬉しいのだけど、いよいよ大きなケージを買うかなぁとか悩んでいるところです。
でも、とりあえず一生懸命励ましてくれた彼女の言うように、レオンはまだもう少しゆるゆる生きる構えのようです。
本当に沢山の方々に心配していただき、応援してもらい、助けてもらって、レオンとロイと私は毎日を生きております。
ありがとうございます❗️
最近のレオンとロイ
レオンが何も食べてくれなくなってから半月になります。
沢山の方々からご心配いただき、そのたびに
「そろそろ、送らなきゃいけないみたい」
と答えています。
その度に、皆さん眉をひそめて悲しそうに頷いたり、またメールの場合は、「辛いけど、、」
という言葉の入った思いやりに溢れたものをいただき、励ましていただき感謝です。
今朝も私の手作り流動食をなんとか飲んで、朝一番で病院に行ったものの、せっかくの下痢止めも入った点滴を断固として嫌がるレオン。
なんとか点滴終了も興奮状態なので、そしてずいぶん涼しい朝だったのでそのままロイと一緒に公園へ行きました。
レオンはそれなりに元気に歩いて、私とロイでボール遊びをしてる間に、草をムシャムシャ。
「えーっ、レオン咀嚼出来るんかい?」
久しぶりにもぐもぐしているレオン見てびっくり!
でも、しっかり公園で下痢気味のウンチ。
あー、なかなかお腹治らないね〜。
草食べるなら野菜は食べられるってこと?
戻ってきて、きゅうりを切ってあげても絶対いらない!と、、、
毎日、買い物に出かけてレオンの食べられそうなものを物色し、戻ってきていろいろと料理し。
結局食べてもらえず、捨てて片付けて。
流動食を飲んで汚れたり、オムツ交換の時に汚れた沢山の洗濯物と格闘して。
そんなことを繰り返して日々を送っているので、なかなかブログをアップすることが出来ません。
次にアップする時はレオンを送りました〜
みたいな事になるのかなぁと心のどこかで思っていたりします。
でも、レオン、なんだか元気なんです。
元気という言葉は微妙ですが、私が一人で一喜一憂してバタバタしているだけで、レオン本犬はごはんを食べたくないというのとお腹をこわしているというのだけで、普段とたいして変わりなく毎日過ごしいるのです。
流動食を飲んでくれるのは私に付き合ってくれてるのかもしれません。
お腹は治してあげたいと切に願い、先生に相談しながらいろいろ治療していますが、あとは淡々と日々を過ごしていくのが良いのかなと思っています。
戻ってきてのんびり昼寝のレオンとロイ。
なぜかシンメトリー(笑)
食べてくれないレオン
レオンが牛肉や鶏肉などお肉だけはなんとか食べていてくれたものの、お腹をこわしてから「ぜーったい、何も食べない!」
と、頑なに食べてくれません。
今まで何度か老犬を送っている経験から、手作りのミートボールや魚のつみれ、ベビーフードや介護食、毎日いろんなものを口までもっていきますが、頑として食べてくれません。
水だけは飲みたいと言うので立ち上がらせてあげるのですが、すると結構歩けるのでそのまま夜中だと10分くらいは外を散歩したりしています。
もちろん何も食べなければ死に向かうだけです。
そしてそれはレオンの本能でそろそろ逝きますからと言っているのか、単に暑さとお腹をこわした経験と歳のせいで食べたくないのか私にはわからないので、栄養ドリンクやベビーフードにサプリメントなどを混ぜてスポイトであげる事にしました。
とりあえず、口の中に入れると出したりはせずに、ごっくんと飲んでくれます。
いろいろ調べると、食べない老犬はたくさんいてワンコの飼い主さん達はみんな苦労しているようで、記事の一つにドレッシングやマヨネーズなどのボトルに入れてあげているとあったので、今日は早速買い求めそれに入れてあげました。
特に苦しそうでもなく、エアコンの効いた部屋でのんびり寝ています。
私が動くと上目使いでこちらをチラッと見たり。
最初のうちは、普段から強そうな事を言ってたものの、気持ちも暗くなり突然泣きそうになってしまったり、一生懸命自分を励ましたりしていましたが、10日ほど続けているうちにだんだん落ち着いてきました。
私の周りには、100歳に近い高齢のご両親の介護をされている方も沢山います。
その方達のお話を聞いてもその100歳くらいのおじいちゃんおばあちゃんで、意識もしっかりあって歩いたり動いたり出来ている方は稀です。
レオンは人間ではなく犬ですが、人間に例えれば100歳に近い訳だし寿命が近づいてきているのは普通な訳です。
もし、この先少し涼しくなるまでこのままでいてくれたら、きっと緑の多い自然が沢山の所に行って一緒に風に吹かれようね。
と思っています。
去年から、
もうこれが最後かもと、一緒に公園に、湖に、山に、海に、と何度一緒に行ったことでしょう。
そして、それはほとんどレオンの為というよりは私の為でした。
レオンは付き合ってくれたのだと思う。
いろいろ調べるている時に、あるワンコの飼い主さんが
「この世の中に絶対というものは一つだけ、それは死ということだ」
という言葉を記事にあげていました。
地球上では人間が一番受け入れるのに苦労しているのかもしれませんね。
さてさて、もう一踏ん張りです!
病院通いの日々
レオンが熱中症になって病院に駆け込んでほどなく、ロイを朝一番で病院に連れて行く事に。
4時に起きた朝、それでも外はすでに暑くというか前の日から冷めておらず、でもまだ少しは涼しく感じるのでレオンは大事をとって家の前を5分だけ、ロイは近所を散歩することに。
その日に限っていつもは行かない方に、歩きました。
気まぐれではなく、一応方位を気にして、、(笑)
方位や占い(もちろんそれらを一緒にしたら、怒られそうな事を承知の上で。ごめんなさい!)はそんなに気にするタイプではない私ですが、周りにはそういう事にたいへん精通してらっしゃる方も多く、私としてもしょっちゅう「神様!」と天を仰いでしまうように、かなりそういう事に対してリスペクトはあります。
ただ、気にし過ぎてかえって落とし穴に落ちる自分を知っているので、常にほどほどにと思っています。
ですがレオンが熱中症で倒れた日、まさに一番良くない方向に出かけていた事を後から知り、でも大丈夫だったじゃん!とお気楽に銭湯に行き戻って来たら、具合の悪いレオンを慌てて病院に連れて行く事になり
「むむむ、」
と思っておりました。
その反省から、ロイと散歩に行くにあたり、そしてその日は方位的にはほとんどが言っちゃダメな感じだから悩んだ末、近所の方位の良い方向に出かけたのです。
しかし油断した帰り道、わずかに悪い方位に入ってしまった時(方向音痴な私はそれも後から知ったのですが)に事件はおこりました。
道のど真ん中でニャンコが二匹ゴロゴロしていて、そんな狭い道ではないので私とロイは遠慮がちに道の端を通り過ぎようとしたその時、その二匹のうちの一匹が走り寄って来て、いきなり横からロイを襲って来たのです。
突然のことに、びっくりしたロイはギャンギャン泣いて暴れましたが、リードで繋がっていたので逃げることも、ましてや応戦する事も出来ず、ただただ襲われるままになってしまいました。
慌ててロイを抱き上げた時には、ロイの顔には血が点々とついていて、抱いたまま立ち去ろうとしている私の足に更に攻撃をしてくる怖いニャンコでした。
しばらく抱いて歩いて道端に座ってロイを見ると、顔は鼻の頭に穴が空いていてそこから血が散ったようです。さらに胸からお腹にかけて大手術の後のような長い引っ掻き傷が。
私もロイも少し落ち着いたところで部屋に帰り、消毒薬を持ってロイを抱き上げると脇腹にも噛まれた後が点々と、、、
消毒して薬用シャンプーで洗って、6時。
道端のニャンコに手を出して引っ掻かれ、楽器が弾けなくなるほど手を腫れ上がらせたベーシストを知っているだけに、9時にまた獣医さんに会いに行く決意でおりました。
待ちきれず8時40分に病院についたら病院もまだ閉まっているし誰もいないし、暑いので家と病院の中間にある駐車場の車で待機したために診療の順番が二番目になるという痛恨のミスをしたものの9時過ぎにはロイは診療台に上がっており、
「この前はレオンを本当にありがとうございました。おかげさまで元に戻りまして。
そして今日はロイが猫に襲われまして」
と私。
「あらら、」
と先生。
薬用シャンプーで洗って消毒したことをほめてもらい抗菌剤をもらって帰ってきました。
猫に襲われ負傷するという、ロイの心の傷が少し和らいだ翌日。
今度はレオンが派手にお腹をこわしました。
このところ、今までのごはんでは食べてくれないので試行錯誤でペースト状のものやスープ状のもの、いろいろ作ってみたものの食べたり食べなかったりで、とにかく食べられるものならとチーズやトマトジュースなど喜ぶもの中心にあげていたので、やっぱりね。という感じです。
しかも病み上がりで連日の猛暑。
人間もそうですがお腹の調子が悪いというのはかなり辛い。
早めに治すには病院で治療してもらうのが一番なので、またしても汗だくになりながら車に乗せたり降ろしたりを繰り返し先生に会いに行きました。
もう!立て続けに三回も獣医さんの所へ行くことになるなんて、とやれやれ感満載な私なのであります。
今日はやっと、レオンもロイも落ち着いているかなと思ったら今度は夕方の雷の音にロイがガタガタ震え息もあがり。
それは病院行かないから!
なんとか、夏を乗り切りたいものです。
冷感マットと冷感クッションでくつろぐレオン。
普段はロイに攻撃され満身創痍なクッションですが、実は冷感クッション。